(1)日立電鉄の沿革
日立電鉄線は鮎川‐大甕‐常北太田間18.1kmの軌間1067mm,直流600V電化路線で,1928年12月27日に常北電気鉄道として大甕‐久慈(久慈浜)間が開業,1944年に日立電鉄線となりました。大甕~常北太田の開業にあわせて木造単車デハ1~6が運用され、その後戦時中に激増した工員輸送のためモハ9型(9・10)が戦後の混乱期にモハ11型(11・12)が増備さ れました。自社オリジナルの電車はこの10両が全てで、鮎川への路線延伸や高度成長期の旅客増に対応するための増備には各地から様々な経歴の 電車が集められました。当時1947年までに全線開業しました。2005年4月1日に廃止されています。