PX610 TNカプラー対応胴受(気動車・私鉄用)

(1) 基本組立

手順 1 手順 2 手順 3
ランナーからパーツを切り離します。 バリなどをヤスリで削ります 胴受補強板を曲げますが、柱が湾曲するのでプライヤーで押さえながら曲げます。全て谷折り。
手順 4 手順 5 手順 6
胴受け柱の裏に密着させた所でゼリー状瞬間接着剤で固着します。
(ハンダで固着するとより強固、後述参照)
胴受を台座に対して90°曲げます トミーテックカプラー(0381,0391,0392等)を胴受け外側から差し込みます。
手順 7 手順 8 手順 9
弊店オリジナルカプラーポケットを組み込みます。胴受が変形しないように丁寧にひねりながら組む。 φ1.4mmネジでポケットを締め付けます。 胴受け前から見た様子
手順10 手順11 手順12
t0.3mmプラ板でネジ固定用ナットを作り締め付けます。固定用ナットの穴はφ1.2mm ハンダでの固着は瞬間接着剤よりもより強固です。胴受が湾曲しないように丁寧に曲げてゆきます。 組み上げて脇から塩化亜鉛処理後ハンダを流すと変形しにくいです。

(2) KATO製キハ47(動力ユニット)に組み込む

手順 1 手順 2 手順 3
胴受台座の 既成穴より前へ2.5mmの位置にφ1.2mmの穴を開けます。 車体妻板の裾を幅8.5、深さ0.3mm程はつります。 付属のネジで台座を取り付けます。胴受けが0.6mm出っ張ります
手順 4 手順 5 手順 6
前面はスカートの中に台座を納めるために左右を0.25mm詰めて、1.2×2.0程左右の部分を切断し更に胴受けに向かって斜めにニッパーなどでカットします。
又取付穴は2.7-2.7の位置を中心にφ1.4mmを2箇所開けます。
車体前面妻板裾を幅8.5、深さ0.3mm程はつります。 スカートが無理なくはまることを確認します。
手順 7 手順 8 手順 9
前面から見た胴受の様子。本来は塗装してから取り付ます。 車体前面を横から見た様子。 後部妻板の胴受けの様子。
手順10 手順11 胴受パーツが組立終了と共にプライマー処理を行い、黒またはグレーに塗装します。
この段階でPX045 釣合空気溜、PX046 タイフォン、PN453 国電用乗務員ステップ、PN1447-1 ジャンパー栓(床用)等小パーツを取り付けておくと良いでしょう。
車体後部を横から見た様子。 台車は連結器ポケットの根元から切断します。

(3) GM製動力ユニットにカトー製ナックルカプラー長(黒Z01-0239)組み込む

手順 1 手順 2 手順 3
KATO製ナックルカプラーの取付穴をφ1.5mmに開け直します。又φ1.4mmの穴を中心から4mm左右の位置に開けます。 端から4mm、幅8mmの位置に2個φ1.2mmの穴を開けます。 取り付けはφ1.4mm×2.5の皿ネジで締め付けます。
手順 4 手順 5 手順 6
台車の取り付け爪を斜めに切断します。
深く削ると台車内枠が台車外枠と外れ易くなるので注意が必要です。
取り付けられた胴受けを横から見た様子。
台車の取り付け爪が当たっていないことを確認します。
車体妻板裾を幅8.5,深さ0.3mm程はつります。
手順 7 手順 8
KATO製キハ35と併結した時の様子。
GM製の連結器高さがカトーに比べ0.2mm程高いようです。実用上問題ないがデザイン的にはかっこよくない。
車体をかぶせて下から見た様子。
胴受け台座左右角をヤスリで丸めておきます。