小田急4000系扇風機カバーに寄せて

更新2004.04.23

先日弊店では小田急4000系用扇風機カバーを発売致しました。(小田急電鉄商品化許諾済)その折りに4000系の登場時の背景として「小型車16m級2扉で手動式進段式車輌(HB車)は輸送力増加は見込めない状態でしたのでこれら車輌を大型車に代替えして行くために、2600系と同一の大型車体に旧型の主電動機等を組み合わせて製造された電車」と記載しましたが、2600、5000系の非冷房時代の扇風機カバーは以前弊店で販売している「小田急2600,5000系扇風機カバー」(PN027)が妥当な物なのか疑問に思いました。専門家の方に伺いましたところ次のような事が判明しましたのでご紹介致します。
●2600型
 登場時は全車非冷房車で、扇風機カバーは小型の(背の低い)タイプの物が取り付けられていました。つまり今回新発売した「小田急4000系扇風機カバー」(PX040)が該当します。クーラー搭載時に扇風機をそのまま使用しクーラーを少し上に移動して取り付けたために扇風機カバーを小型の物から大型に変更したようです。(これがPN027)しかし後期のクーラー改造車は(2651〜2660)扇風機をラインデリアに変更したためにカバーは撤去されました。この見取り図のように黒丸部に今回発売したPX040の小型の扇風機カバーを取り付ければ非冷房時代の2600,2650の屋根が再現されます。
●4000型
 昭和41年頃からの改造車は最初から扇風機カバーは小型のタイプが取り付けられました。クーラー改造後も扇風機が残ったため、カバーもそのまま残りました。
●5000型 
5051〜5057は登場時は非冷房でしたから小型のタイプの物が取り付けられています。クーラー改造により大型タイプに交換され、2600型と同様な経過をたどりました。5058〜5062は最初からクーラー付きで登場したので最初から大型タイプでした。5063〜5065はクーラー付きでラインデリアに変更されたために扇風機カバーは付いていません。つまり昭和47〜49年に出場した2664×6,2668×6,2671×6,2670×6,2672×6,2666×6,2667×6,2665×6の7編成(車番が前後しているのは工場出場順の為です。)と昭和44年から製造された第一次編成(5051〜5054の4編成16両)と昭和45年に製造された第二次編成(5055〜5058の4編成16両)は冷改されたとき、そして第三次編成の5059〜5062は最初からPN027の説明書で描かれている事は正しいのですが、非冷房時代の屋上配置に描かれた扇風機カバーはPX040の小型の物を使用しないと誤りであることが判明しました。次回再生産に際してはこの記述の誤りを正してゆくことにします。因みに某G社の小田急5000系キットの屋上の扇風機カバーの取り付け配置図のカバー形状も間違った図が描かれています。製作を完了してしまったモデラーの皆様には大変ご迷惑をおかけして申し訳ございません。ここに謹んで誤りを訂正させて頂くと共にお詫び申し上げます。お知らせ頂きました専門家の方及び係る疑問に快くお取り次ぎ頂きました某O様にこの紙面をお借りしてお礼申しあげます。
                                                                                                                                                             

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