トミテック 「鉄コレ」用動力ユニットにTNカプラーを取り付ける。

更新2010.11.26

■前白

トミテック「鉄コレ」シリーズはT車の場合はTNカプラーが簡単に取り付けられるように床板の前端又は後端脇にダボが既に成形されています。しかしM車は成形ダボはありますが、実際取り付けてみると動力台車のウォームケースがTNカプラーの後端にあるカプラーを中心に向けるためのバネと干渉します。このバネを取り除くとカプラーがフラフラして中心を向きません。とれてしまうようなことは無いようですが・・・・そこで以下のような加工をしてみました。

(1)17メートル型動力ユニット(TM07)にTNカプラーを取り付ける。

T車は下の写真の通り、モールドされた取り付け用ダボを利用します。但し台車に排障器やスノウプロウを取り付けたい場合は台車に付いているカプラー取り付け台座を利用します。この台座がTNカプラーカバーと干渉しますのでこれらのふれあう面をそれぞれヤスリで削り、クリアランスを確保します。(カットアンドトライですが、それぞれ約0.2mm程です。)この台座を切断してしまえば話は簡単なんですが・・・・

M車は下図のように設計した自作の胴受けを0.3mmtの真鍮板から切りだして作り、φ1.4mmのビスで床板に取り付けます。カプラーはタヴァサのTNカプラー用ポケット(PK006)をベースに連結器をネジ止めします。左の写真はトミックス0381「密連」を、右の写真はカトーNカプラー(自動連結器)を取り付けてみました。いずれにしてもカプラーポケットの取り付けビスのナベ頭が、台車外枠と内枠とのはめ合い爪と干渉しますので、カッターナイフで若干削ります。又オフセットされたウォームケースの下部が一部胴受けと干渉する場合がありますのでカッターナイフで削ります。

■オリジナル自作胴受の寸法は下図の通りです。

 

M車の様子を上から見た図です。胴受けの位置は車体前面の裾下で面一になっていますので、オリジナル設計の胴受けも1mm程前端に張り出します。車体の前面裾を胴受けの幅に深さ0.3mm程削ります。

(2)問題はここだ!

取り付けられた連結器の実際の開き角度を下図に示しました。(これは車体上から見たときに連結器が左に振れたときの中心からの角度です。従ってS字カーブを走行したときは左右の幅いっぱいに稼働するとすればこの2倍の角度が実際の振れ幅になります。)

車種  方向  連結器の内容  角度 
 クハ  前面  TomixJC30  76° 
後面 PK006+GM胴受  31° 
 クモハ  前面 PK006+自作胴受+Tomix密連  35° 
後面 PK006+自作胴受+KATONカプラー  43° 

R250mmのS字カーブ上に車輌を置いた時の連結器の様子を下の写真で示しました。左の写真は先頭車前面同士の連結状態を、右の写真は後面同士の連結状態です。これらの連結器を使用した場合R250mmのカーブを曲がれることは確かですが、クハ後面の連結器(右の写真参照)は右にいっぱい振れていて余裕が無くなっていることが分かります。GM製プラパーツの付録にある胴受けはいろいろありますが、101系や旧型国電に使用可能なものは胴受けの内寸は6mm又TNカプラーの胴受けの内寸は7mm程です。自作するに当たって内寸はTNに合わせて7mmにしました。(上の寸法図を参照)これならばR250mmのS字でも余裕有り。

(ATTENTION!)TNカプラーポケット(PK006)は耐久性、形状保持などに優れたホワイトメタルと黒染めした鉄ビス高い品質基準を満たし、取り付け方法が容易だけではなく250Rなどの過酷な実走テストを繰り返して行っています。(243Rには対応していません。)

 

クハ(T車)から突き出ているトミックスTNカプラーの腕の長さを基準とするならばクモハ(M車)は1mm程連結器が前に出っ張ってしまいました。(下写真参照)PK006 TNカプラー用ポケットを使用した場合(1)の後述の通り、オフセットされたウォームケースのために致し方ありません。トミテック動力ユニットにTNカプラーを取り付けるためには本当に苦労します。

(3)20メートル型動力ユニット(TM08)にTNカプラーを取り付ける。

左側写真はオリジナルの「JC28」です。右側写真のようにTNカプラーの後端にあるカプラーを中心に向けるためのバネを床板の方向に折り曲げます。この場合バネを半固定している爪はカットします。

 

又台車に排障器やスノープロウなどを取り付けたい場合は台車に付いているカプラー取り付け台座を利用しますが、TNカプラーカバーとこの台座が干渉しますので写真のようなラインで約0.3mm程ヤスリで削ります。排障器等を取り付け無いのならば、このカプラー取り付け台座を切断してしまえば話は簡単なんですが・・・・

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