キハユニ17 1

更新 2017/9/26  

作者:RRマイスター氏

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10系気動車で勾配線区用に昭和29年新潟車輌で製造されました。当初は2基エンジンを搭載し強力型キハ50形(旧形式キハ44600形)を改造した車輌でした。まずキハ50形はDMH17Bエンジンを2基搭載したために床下スペースを確保するために車体長を22mとし、前後の台車中心間距離がキハ17形より2mも長く15.7mにしました。この試作(?)車輌は昭和36年名古屋工場でエンジンを1基取り外され、キハ17形に形式変更が行われました。製造台数が2台でしたが、落成後新潟支社新潟運転所に配置され運用に当たりましたが昭和39年6月16日新潟地震によりキハユニ17 2は陸橋の下敷きになり大破し廃車になりました。この度のモデルはキハ17 1ですが、10年後の昭和49年に山口・厚狭へ移動し昭和55年5月廃車となりました。ここで当形式は消滅しました。車体の特徴は車体中央部に仕切を取り付け、後位は客室、前方は運転席→荷物室→郵便室と部屋区分が出来ています。荷物室と郵便室への出入りには1,000mm幅の荷物扉を設けています。前面の様子はキハ10系のオーソドックスなスタイルになっていました。

MODEL DATER FILE  

 

ボナファイデプロダクトのキハユニ17 1を組み立ててグレードアップしました。ボナファイデプロダクトのキハ10系は全てに於いて前面のスタイルが実車によく似ています。
製作上特記すべき事は側面の手スリがボナファイデプロダクト付録のパーツではか弱いので、タヴァサの手スリに交換しております。又塗装は本年3月リリースしたキユニ19 2に使用した調合済みのクリーム4号と朱色4号を踏襲しました。連結器はトミックスTNカプラーを前後共に取り付けました。ディテールに目を移しますとエアーホース、前面幌、10系用排障器はトミックス製品を使用しました。気動車用信号炎管はカトー製などを使用しました。

 

又このキットには床下機器パーツがエンジンを含めて良く出来ています。台車はトミックスのTR49が指定されています。T車仕様ですが安心して下廻りは組むことが出来ます。走行性能も安定していますし、そもそもNゲージの場合、走行させて初めて付加価値が高まります。従って見た目がスケール通りの繊細さが問題視される場合でも組み立てが丈夫であることが第一ですし、その為許容範囲の中で見た目が美しく製作される事により、完成品が究極の実車へ迫りながらも走行を含めて安定した車輌であること、収納に関しても丈夫であることが手作りであるからこそ製作者が工夫を重ねてきたところの物です。手に持ったときに一段と高い次元で至福の時を享受できると思います。どうかお手にしてお楽しみ下さい。

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