昭和8年から製造された旧マロネ37103~137形が原型式です。昭和12~16年に川車・日車及び大井工で計36両製造されました。昭和16年の形式称号の改正があってマロネフ37400となりました。
第二次大戦中は三等座席車マハ47に改造されたり、未改造車は戦後、進駐軍に接収されていました。昭和26年の対日講和条約以降、接収されていた車両は次々と返還され、これと合わせてマハ47となっていた車も復元されて行きました。昭和28年6月に再度形式称号の改正に当たってマロネ29
100番代になりました。
新製時より各地の夜行優等列車に使用され、20系ブルトレ化以前の「あさかぜ」にも使用されていました。
窓下の等級帯は新製時(戦前)は青4号で、戦後は青1号、昭和35年7月の一等廃止による二等級制以降は淡緑6号となっています。
定員:座席=42人、寝台=28人、喫煙室=2人。自重:40.12~40.33t。台枠=UF51,台車=TR73
特別列車編成例