KN4028 クハ76064~101奇数車

■他に必要なパーツ■

パーツ名 メーカー名 品番 品名
屋根・床板 GM No.164 クハ76
台車 GM No.5005 TR48
貫通幌 GM No.61-1 客車/旧国用
信号炎管 KATO Assy 04-707 電車用
排障器 GM No.62-1 排障器
スノープロウ GM No.62 スノープロウ(新潟仕様)
補助タイフォン TAVASA PN1401 新潟補助タイフォン クハ76用(新潟仕様)
手すり TAVASA PN457 旧型国電用前面手すり(関西型手すり)
プラ版 タミヤ等 t0.5mm
標記インレタ TAVASA PN9486-4 クハ76用車番(白)

(ご注意)
当キットは上記クハ76064~101奇数車の何れか1輌を製作するためのコンバージョンキットです。
このキットはクハ76064~101の新製時から戸袋窓、運行灯がHゴム支持のグループを奇数車、偶数車でのトイレ位置の違いなどを含めて的確に再現しています。
下回りに関してはGM,KATO,TOMIXの3社製品から選べるようになっています。

■グレードアップパーツ■

パーツ名 メーカー名 品番 品名
TNカプラー TOMIX JC6329 密連形TN(旧国用)
カトーカプラー カトー 11-730 密連形#2
TNカプラーアダプター ボナファイデプロダクト P-001 TNカプラーアダプター
前照灯 TAVASA PN036 100W埋込型レンズ
PN034 250W前照灯 クハ76用 レンズ付
尾灯 TAVASA PN019 旧型国電半流用テールライト レンズ付
ATS車上子 TAVASA PN001 ATS車上子 一般用
乗務員ステップ TAVASA PN452 70,80系用乗務員ステップ(GM台車の場合)
ダブルワイパー TAVASA PX446 WP35・50型ワイパー
グローブベンチレーター TAVASA PN414 グローブベンチレーター
A動作弁・中継弁 TAVASA PN468 70・80系用A動作・中継弁

■塗装ガイド■

パーツ名 品番 品名
下地処理剤 キンチョーサンポール
下地塗料 ジェイズ「非鉄金属メタルプライマー」又はガイやカラー「マルチプライマー」
屋根 35 ダークグレー
屋上機器 9 ねずみ1号
床下 33 GSIクレオス つや消し黒
貫通扉 19 西武トニーベージュ
運転室仕切 41 伊豆急ペールブルー
表面仕上げ B516 GSIクレオス スーパークリアー半光沢

■塗色ガイド■

塗色 カラー名
茶色 GM(2) ぶどう色2号
旧スカ色 クリーム2号+青2号
新スカ色 GM(5) クリーム1号+(7) 青15号
阪和色 クリーム3号+緑1号
新潟色 GM(12) 黄色5号+(1) 赤2号

標記と塗装

登場時から1960年6月までの型式番号の標記方法は上段にクハ、下段に76064という二段標記でしたが、同年7月の改正で現行の一列標記に改められています。
塗色は横須賀線に新製投入されたグループは旧スカ色で妻板も(貫通扉を含む)塗り分けられ、1956年頃から妻板は青一色(貫通扉は室内色)となり、1961年頃からは現行スカ色に変更されました。
関西の京阪神緩行線にはぶどう2号単色塗装で「茶坊主」と呼ばれ、前面には方向板を掛ける為に窓下の手すりに横棒を追加しています。この手すりの形状は阪和線と同様で、関西出身車の特徴です。
阪和線色は上記の塗色で、登場時は幕板の塗り分け線が通常より上でしたが、1957年頃からスカ色と同様になり、後に色自体もスカ色に変更されました。
新潟地区(長岡運転所)に転じたグループは耐寒補助タイフォンやスノープロー等の耐寒耐雪装備が施されました。

実車の特徴

新製時から固定窓が全てHゴム支持1枚ガラス化されたグループです。
後に更新化改造によってHゴム支持化された001~030とは戸袋窓の様子が異なります。更新車は外板と戸袋窓がツライチなのに対して本グループは窓廻りが外板より一段へこんでいます。
また貫通扉も木製から鋼製プレスドア化され、台車もTR48を装備しています。
Hゴムの色は新製時は黒、末期はほどんどグレーになりました。
戦前近郊形電車の代表格のモハ51では扉間の窓幅が700mmと800mmの組み合わせでしたが、70系は700mm幅の窓に統一されています。
また70系ではクハ76のトイレの位置が独特で奇数車(横須賀線では東京向)と偶数車(横須賀線上では久里浜向)で位置が異なり、奇数車は連結面妻板側から見て右側の標準的な位置ですが偶数車はその逆の左側にあり、編成を組んだときにサロ75を含めて同一のサイド(横須賀線上で海側)に揃う様になっています。(除く300番代)