電車区の入れ換え用として1M車として必要性もあって旧性能改造のクモヤ22やクモヤ90が使用されて来ましたが東京地区にATC対応の新性能牽引車として昭和51年にクモヤ143が登場、その後はATCを必要としない101系を種車としてクモヤ145が昭和55年から登場しました。
昭和56年には救援車としての機能を持たせたクモヤ145-100番代が登場し、クモエ21やクエ28もその置き換え対象となりました。
この100番代は26両が作られ、最大勢力となっています。100番代に交直流車対応機能を持たせたのが200番代で車体は100番代と同じですがパンタは1基のみとなり、検電アンテナが取り付けられています。
昭和58年には身延線対応の超低屋根車の600番代が登場。これはパンタ取り付け部を20mm低くした仕様で、他は100番代と同じです。この600番代はクモハ123-600番代に再改造されて消滅しています。
またJR西日本では平成11年から主電動機の強力化改造(MT46からMT54へ交換)を行っており、これの施工工事は元番号+1000となっています。