モハ510型として作られた東急3450型は製造所の違いにより川崎車輌型と日本車輌型の二種類があります。
両者の大きな違いは前者が丸妻、後者が折妻の前面を持つこと、屋根R等細かい差異が沢山あり、同じ形式ながら全く形態が異なります。本製品は多数派の川車型をプロトタイプとしております。
半世紀にわたる活躍で数々の更新を受け、形態は1両毎に異なると言って過言ではありません。
前面貫通、非貫通は勿論のこと貫通型でも貫通扉のバリエーションもあり、部品節約のため、幌はおろか幌枠、渡り板を撤去し機能的には非貫通同様になった車や逆に前照灯、尾灯などを撤去し、中間車同然になり使用された車もいます。
是非違いを作り分けてあなただけの3450型を作って下さい。東急のほぼ全区間を走破し、晩年は池上線と目蒲線に集中配置され、サハ3370やクハ3850と3連を組んで、7200・7600系に置き換えられる昭和63年3月まで活躍しました。
最期には3編成が青と黄色の旧塗色に塗り替えられて活躍しました。GM3700系キットと並べて実車の車体長の違いをおたのしみ下さい。