クモハ123-45

更新:2025/7/26

作者:RRマイスター

クモハ123形は1986年11月1日ダイヤ改正で鉄道手荷物・郵便輸送が廃止されたことに伴い、余剰になった荷物電車などを改造し、利用者の少ない電化ローカル線向けにた改造車です。車両形状は両運転台で新性能電車ではありながら旅客輸送用1M電車となりました。 形式はクモハ123形で本製作はクモユニ147形から改造された40番台(41~45)です。
外観はクモユニ147の前面が非貫通で扉は片開き 幅1,000 mm×2 (半自動対応)。以前からありました荷物扉は塞がれており1000mm幅の新設の客窓が7個並んでいます。
車内はロングシート構成の座席、荷棚、つり手棒とつり革、車内放送装置、室内灯などが新設されています。ワンマン運転を考慮して、乗務員室と客室間の仕切扉は腰高タイプのオープン仕様となっています。
車外は車側灯が新設されました。車体側面の主電動機冷却風取入口は、40番台は側引戸の新設に伴い移設しました。
配置区と改造工場は 静岡地区で 改造所工場は浜松工場です。
集電装置 PS23A形×1基 、電動発電機 5KVAです。冷房装置 なし(扇風機)のみ。車両重量 41.7 t→43.4 t 竣工時)走行機器などの改造は車体関係のみで、走行機器は基本的に改造種車のものを流用しています。 「クモハ123-41~45」はクモユニ147形と同様で、力行12段(全界磁8段・弱め界磁4段)、発電ブレーキ13段構成のCS54A形電動カム軸式主制御器を使用し、主電動機の永久直列接続、弱め界磁制御を行います。主電動機は101系の廃車流用品で100 kW出力のMT46A形、台車も101系流用品で両抱き式踏面ブレーキのDT21形を使用しました。電動発電機、空気圧縮機も101系の流用品です。119系などとの併結機能も残されていました。

ボナファイデプロダクト製クモハ123-45キットの組立製作です。車体の印象は実車に近い形状です。組立に関して特に注目した点は側面は客窓のサッシが繊細に表現されています。

前面は窓ガラスをはめ込んでいます。そして前面方向幕を表現ですがボナファイデプロダクトの仕様では前面がホワイトメタルで成形されていますがここは塞がれており完成後オフホワイト色を塗ってゆく仕様になっていると思いますがこれでは方向幕の奥行きが確保されていません。RRマイスター氏は前面方向幕をくりぬいて完成後プラ板で塞いでガラスをはめ込む巧みな製作を施しました。タイフォンカバーをボナファイデプロダクトのパーツに取り替えています。ダブルアームワイパーと新型国電用シールドビーム、新型テールライトはタヴァサ製です。車体色は白色をベースに赤i号の帯と前面の「富士山」塗り分けが色滲みも無く美しい仕上げリになっています。

屋上に目を向けるとパンタグラフはトミックスのPS23をボナファイデプロダクトのバンタ台座を介して取り付けています。フューズ箱はタヴァサ製。

床下は床下機器はモリタの1M床下機器を取り付けています。クモハ123用です。連結器はジャンパー管付きの密連カプラー(JC6395)を取り付けました。動力ユニットはトミックスのDT21動力を使用しました。