PX1426-1 小田急4000系冷改車屋上セット(4両基本)

本セットは小田急4000系冷改車のクーラーキセと小型扇風機カバー4両分が含まれています。

昭和60年度から冷房改造と高性能化に伴う編成替えが始まりました(5連又は3連から4連又は6連化)。
冷房改造で天井構造の変更が実施されました。従来のダクトを内蔵した平天井構造を止めて、冷房装置ユニットの下に内キセを付け、冷風を直接吹き出す方式が採用されました。
送風装置はサイクルファンが設置されました。その為にサイクルファン用モーターの回転逃げを設けるために天井に扇風機カバーを設けました。
ちなみに8000系の冷房装置はこのクーラーを2基並べて、冷風吹き出しがスポット式からラインフロー式となり、天井中央部長手方向に両軸式ラインデリアが設置されました。
このため屋根上のクーラーも従来の分散式のクーラーキセではなく、繋がった形状をしています。

■デハ4501の詳細

実車は昭和60年9月28日デハ4310を種車にして改番しました。改番の際に冷房高性能化改造が行われて編成も非冷房の時代の5連、3連から車両運用の効率化を高めるために在来高性能車と共通する4連、6連に組み替えられました。
台車もパイオニアPIII 706MからTS826に履き替えました。弊店では4000系の改造を再現するためにクーラーキセと小型扇風機カバーのパーツセット(PX1426-1/2)と台車(PX1440-1/2)を製造しました。

クーラーキセと小型扇風機カバーの配置は上の写真の通りです。避雷器とバンタの間に扇風機カバーがありますので、ご確認下さい。

配管の降ろし方8000系と同様に妻面窓と昇降ステップの間に取り付けられました。