PN031 旧型客車用尾灯 レンズ付

「国鉄オハ35系の一族」(鉄道資料保存会刊)から

                  
マニ36形の埋込式尾灯位置と構造を示しました。妻に後退角のある客車用で電球の交換は外嵌式です。赤いレンズを嵌め込むハブ形金具とその一つ奥に尾灯反射板を取り付けるハブ形金具で出来ていて、レンズを中心に二重のハブのライトケースで組み合わせられています。尾灯反射板の赤面が線路に対して直角に正面を向けることが仕様になっていますので後退角のある妻板の左右の外側に隙間が出来ます。つまり左右共に横から見るとライトケースの筒の部分が見られます。61系の平妻妻の場合は電球のソケットの位置が下に変更されましたが赤いレンズの大きさやライトケースの寸法に変更はありません。
旧型客車用テールライトに寄せて
前曰  弊店のPN031 旧型客車用尾灯 レンズ付が品切れになり、再生産を計画しましたが協力していただける挽物屋さんが廃業しており、別の挽物屋さんを探してなんとかご協力いただけるメーカーを探し当てました。特にスケール感は同一ですが、レンズの頭に艶がありより実車感があります。
■主な旧型客車を製造しているメーカーのテールライトの様子を比較するために下記の表にまとめてみました。
 主なメーカー  TOMIX  KATO  タヴァサ  タヴァサ反射板
 妻板の様子    
測定値       
■TOMIX社のテールライトは実車通りテールレンズを中心に二重のハブ金具が表現されています。寸法もほぼ実車に近いです。但しテールライトのハブ金具がプラ整形上車体から別体感は表現出来ません。KATO社は反射板が取り付けた状態を表現しています。テールライトレンズの廻りには二重のハブ金具が表現されていません。又ライトケースの寸法が半径2mmで尾灯反射板の実物寸法がφ280mmでNゲージに換算するとφ1.9mmですから反射板とほぼ同一寸法となります。従ってライトケース廻りを赤色に塗るか、弊店の反射板を塗装後に接着してライト廻りを被すと良いでしょう。ちなみに上記表の「測定値」は10倍図の為に数値が一桁多くなりました。Nゲージの寸法では一桁減らして読み替えてください。
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